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廃墟の落書き

怖いコピペとして、以下のものがある。 俺が小学生の頃の話。 俺が住んでいた町には廃墟があった。 2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートで出来ていた。 ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、 地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。 ある日、俺は友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。 まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。 そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。 友人と近づいて確認してみると、扉の前に「わたしは このさきの へやに いるよ」と書いてあった。 俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。 歩いていくと分かれ道に突き当たって、壁に「わたしは ひだりに いるよ」と書いてあった。 少し怖かったけれど、俺と友人はそのままひだりに進むことした。 すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に「あたまは ひだり からだは みぎ」 と書いてあった。 友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げ出した。 でも俺はその場所にとどまって、勇気を出してみぎの部屋に行くことにした。 部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に「わたしの からだは このしたにいるよ」 と書いてあった。 下を見ると、「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」。 俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。 それからはもう、その場所には近づいていない。 自分はこのコピペを、単に廃墟に怖い落書きがあったという話だと思っていた。 しかし検索してみると、このコピペを「意味が分かると怖い話」(以下「意味怖」)として紹介しているページが多くある。 その「意味」とは、「最後の『ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね』は落書きではなく声である(この文のみ「書いてあった」と書かれていないため)」というものだ。 というわけで今回は、このコピペの起源と、本当に「意味怖」なのかを調べてみた。

怖い遊具

怖い遊具が話題になっている。
https://twitter.com/goking5/status/1183294100079931392


緑の芋虫のような遊具なのだが、人間の靴を履いているせいか、まるで人間を取り込んでいるように見えると話題なのだ。

今回は、この遊具がどういうものなのかを調べてみることにした。




画像検索してみると、同型の遊具がある公園が見つかった。
http://strollerparking.ca/bws-gallery/rugby-park/

カナダ・西モントリオールの"Rugby park"である(ストリートビューでも遊具を確認することができる)。



tweetをした人は、プロフィールによると日本在住のようだから、
この遊具は海外製か、もしくは日本のメーカー製で海外に輸出されている、ということになる。


そういうわけで、とりあえず海外製の遊具を取り扱うサイトを調べてみたが、
正直きりがない。


ふと思い立って"playground equipment green worm"で検索で検索したところ、
あっさりと遊具の名前が判明。

その名も"Calvin the Caterpillar"「芋虫カルヴィン」である。

製造したメーカー"Little Tikes Commercial"のWebサイトには、どうしてこんな造形になったのかの説明がある(Calvin the Caterpillar)。

  • 登って遊ぶ遊具である
  • トンネルの天井(お腹の部分)には蝶のライフサイクルが象られている
  • テントウ虫のカウントゲームができる(おそらく背中のブツブツ部分?)
  • 6種類の靴をはいているが、それぞれの靴底には驚くべきものがある

英語は苦手なので、間違っていたら申し訳ない。

ちなみに、"PLAY VALUE"に「face fears」とあったので、一瞬ドキッとしてしまったが、
ほかの遊具にも書いてあるので、怖い外見をしていることとは関係がないようだ。

おそらく、遊具を登るときのドキドキ・不安感のことを指しているのだろう。



どうやら、この遊具の一番の問題点は、いろんな要素を詰め込んでいることのようだ。

芋虫モチーフのトンネルなのはいいとして、靴を6足全部バラバラにしたり、テントウ虫を背中にたくさん配置したりする必要はない。

そのせいで、「よくわからなさ」が生まれ、怪物のように見えてしまうのだろう。

いろんな機能があるのは保護者うけのためかもしれないが、説明がないと分からないというのは問題ではないだろうか。

それに芋虫の履いている靴なら、サンダルから人間の親指にしか見えないものが見えているのはおかしいし。


しかし、この遊具が気味が悪く見えるのは、デザインがごった煮という点だけではなく、日本人のセンスと顔の造形が合っていないこともあると思う。

それゆえに顔が胡散臭く見えてしまい、よけいに怖いキャラクターに見えてしまっているのではないだろうか。

……そんな怖い遊具を、何故わざわざ輸入しようと思ったのだろうか?



1年ぶりの更新で、流行りに乗っかるのも相当ですが。

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