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廃墟の落書き

怖いコピペとして、以下のものがある。 俺が小学生の頃の話。 俺が住んでいた町には廃墟があった。 2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートで出来ていた。 ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、 地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。 ある日、俺は友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。 まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。 そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。 友人と近づいて確認してみると、扉の前に「わたしは このさきの へやに いるよ」と書いてあった。 俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。 歩いていくと分かれ道に突き当たって、壁に「わたしは ひだりに いるよ」と書いてあった。 少し怖かったけれど、俺と友人はそのままひだりに進むことした。 すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に「あたまは ひだり からだは みぎ」 と書いてあった。 友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げ出した。 でも俺はその場所にとどまって、勇気を出してみぎの部屋に行くことにした。 部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に「わたしの からだは このしたにいるよ」 と書いてあった。 下を見ると、「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」。 俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。 それからはもう、その場所には近づいていない。 自分はこのコピペを、単に廃墟に怖い落書きがあったという話だと思っていた。 しかし検索してみると、このコピペを「意味が分かると怖い話」(以下「意味怖」)として紹介しているページが多くある。 その「意味」とは、「最後の『ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね』は落書きではなく声である(この文のみ「書いてあった」と書かれていないため)」というものだ。 というわけで今回は、このコピペの起源と、本当に「意味怖」なのかを調べてみた。

アメフクラガエル

アメフクラガエル(Breviceps adspersus)は、丸っこくて小さくてかわいいと評判のカエル。


2016年の5月9日、“和名”が「きなこまぶしわらびもちがえる」のアメフクラガエルが可愛すぎる件←アメフクラガエルは和名じゃないの?で話題になった。

ここで使われている画像は、以前からネット上にあったものである。


誰の撮った写真なのだろう?と疑問に思ったので調べてみた。


この画像を使ってgoogleで検索し、時期を絞っていく。

すると、フクラガエル - 役に立たない博識というページがヒットした。作成されたのは2006年。

これで決まりかと思ったが、この画像をアップロードした人は他にウォンバットやナマケモノの画像もアップしている。

さすがにこれらの動物を全部飼えるわけはない(たぶん)ので、おそらくネットで拾ってきた画像を貼り付けたのだろう。



しょうがないので、キーワード「フクラガエル」で、2006年以前のページを検索した。

すると、「役に立たない博識」より古い日付のものがヒットしたのだが、撮影者本人がアップしたという決め手にかける。

というわけで試行錯誤の末、2006年当時の、2ちゃんねるのカエルスレを見てみたところ、カエル好きには有名なサイトがあったらしい。

その名はGeroppa【ゲロッパ】フクラガエルやツノガエルなどの観察日記

そしてそのサイトの観察日記03年2月前半(2003年2月3日)に、かの写真はあった。

突き止めるまでに紆余曲折を繰り返したので、見つけたときはすごい達成感だった。


カエル好きには常識だったかも知れないが、自分用のメモとして。


画像引用
Geroppa【ゲロッパ】フクラガエルやツノガエルなどの観察日記

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