注目の投稿

廃墟の落書き

怖いコピペとして、以下のものがある。 俺が小学生の頃の話。 俺が住んでいた町には廃墟があった。 2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートで出来ていた。 ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、 地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。 ある日、俺は友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。 まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。 そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。 友人と近づいて確認してみると、扉の前に「わたしは このさきの へやに いるよ」と書いてあった。 俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。 歩いていくと分かれ道に突き当たって、壁に「わたしは ひだりに いるよ」と書いてあった。 少し怖かったけれど、俺と友人はそのままひだりに進むことした。 すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に「あたまは ひだり からだは みぎ」 と書いてあった。 友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げ出した。 でも俺はその場所にとどまって、勇気を出してみぎの部屋に行くことにした。 部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に「わたしの からだは このしたにいるよ」 と書いてあった。 下を見ると、「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」。 俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。 それからはもう、その場所には近づいていない。 自分はこのコピペを、単に廃墟に怖い落書きがあったという話だと思っていた。 しかし検索してみると、このコピペを「意味が分かると怖い話」(以下「意味怖」)として紹介しているページが多くある。 その「意味」とは、「最後の『ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね』は落書きではなく声である(この文のみ「書いてあった」と書かれていないため)」というものだ。 というわけで今回は、このコピペの起源と、本当に「意味怖」なのかを調べてみた。

犯人の女性率(相棒)

現実の殺人事件における女性殺人犯の割合は、いかほどだろうか。

それを調べるために、令和元年版犯罪白書 第2遍 第1章 第1節 1 「2-1-1-6表 刑法犯 検挙人員(罪名別,男女別)を基に計算した。

それによると、1993-2018年までの平均で、およそ20.4%であった。


それでは、ドラマの犯人に占める女性の比率はどうなのだろうか。

現実に即して女のほうが少ないのか、それとも男女平等なのか。

とりあえず相棒(劇場版除く)を題材に調べてみた。







トランスジェンダーのキャラクターに関しては、演じた役者さんの性別を採用することにした。

なお犯人のデータについては、土曜ワイド劇場情報サイト・土曜ワイドステーションを参考にしている。



その結果、プレシーズンからシーズン18まで、495人の犯人がいることが分かった。

そのうち女性の占める割合はおよそ31.3%であった。



この数字は、現実の女性殺人犯の割合に近いのだろうか、それとも男女平等な値に近いのだろうか。

標本が十分に多いので、正規分布を使って検定してみる。



現実の女性比率をもとに計算したときは、Z=|155-0.204×495|/√(495×0.204×0.796)=6.03

男女平等な比率をもとに計算したときは、Z=|155-0.500×495|/√(495×0.500×0.500)=8.32

現実の男女比が逆な比率をもとに計算したときは、Z=|155-0.796×495|/√(495×0.796×0.204)=26.2


5%水準を満たすZ値は1.96だから、現実とも違うし男女平等というわけでもないらしい。



ここで、現実より女性殺人犯が少ない場合を-3、現実と同様の時を-2、現実よりも多いが男女平等ではないときを-1とする。

また、平等な時を0、やや女性のほうが多い時を+1、現実と男女の犯罪率が逆転している場合を+2、それ以上に女性犯人が多い時を+3と決める。

この分類に従うと、相棒は-1となる。



他のドラマのデータも調べてみたい。


現実の殺人犯の女性率を更新し、相棒15のデータも追加。
また、統計方法を変更したが、分類結果は同じ-1であった。
(2017/9/29)

現実の殺人犯の女性率を更新し、相棒16のデータも追加。
(2018.8.17)

現実の殺人犯の女性率の更新、および相棒17のデータを追加。
(2019.10.4)

現実の殺人犯の女性率の更新、および相棒18のデータを追加。
(2020.4.13)

コメント

このブログの人気の投稿

日本を怒らせる方法コピペ

エルマ族のケムチャ

猫虐待コピペ